2013年8月の映画

8月は観るペースを意識的に落としてみた。
観たい!と思っていたものをだいたい観たというのもあるけど、眼がすごく疲れているから。本を読むのもしんどいくらい。きっと紫外線のせい(だと思っている)。

英国王のスピーチ」「マンマ・ミーア!」「恋におちたシェイクスピア」はコリン・ファース目的で観る。英国王のスピーチはすごく気に入った。最後のスピーチはとっても厳かな気持ちになった。それから一転して、マンマ・ミーアで歌って踊っているコリンはすごくかわいくていいものを見た気持ちになった。笑

次いで、「トゥ・ザ・ワンダー」「恋におちたシャイクスピア」はベン・アフレック目的で観る。(恋におちた〜はコリンとベンの両方が出ているなんて!と大いに期待して見たけど全く絡みがなかったw)
トゥ・ザ・ワンダーはとにかく映像が綺麗だった。

「(500)日のサマー」が期待してなかったわりによかった。途中はとにかくつまらないけど最後が素晴らしい。私は時系列を操作している構成が好みらしい。

そんな中、8月に観た中で最も気に入ったのは「コールド・マウンテン」。
アメリカの南北戦争が舞台なんだけど、ストーリーも映像も役者も音楽もすべてが素晴らしかったし、戦争がもたらす虚しさが心に迫ってきた。

2013年8月の鑑賞メーター
観たビデオの数:11本
観た鑑賞時間:1250分

■ペネロピ [DVD]
DVDを購入して再鑑賞。ペネロピがマックスにプロポーズするシーンがすごく切ないんだけど好き。想いがすれ違ってはいるけるど、お互いが相手を想いやっていることが伝わってくるし、マックスはペネロピを真っ直ぐ見つめてるから。それまでのガラス越しでの2人の会話も純粋に会話を楽しんでいるようで何度も観てしまう。マカヴォイはセリフがなくても表情で表現できる俳優さんだと思う。【DVD】
鑑賞日:08月04日 監督:マーク・パランスキー

英国王のスピーチ コレクターズ・エディション [Blu-ray]
クスッと笑えてほろりと泣けて、美術と音楽と俳優さんたちの演技が素晴らしい作品だった。コリン・ファースはもちろんのこと、意外だったのはヘレナ・ボナム=カーターの魅力。これまでのコメディタッチのイメージを払拭して、大らかで愛情深い素敵な奥様を演じていた。吃音症の克服やライオネルとの友情よりは、王室に生まれた故に重くのしかかるプレッシャーを乗り越えていくジョージ6世の姿に感動した感じ。最後のスピーチは心に迫り来るものがあった。【DVD】
鑑賞日:08月10日 監督:トム・フーパー

■マンマ・ミーア! [DVD]
歌って踊ってとってもパワフルな映画!ドタバタ劇の末にみんながハッピーになれるラストで安心して楽しんで観れた。メリル・ストリープが完全に振り切っていてとても爽快。コリン・ファース目当てで観たのだけど、コリンの歌声は細くて可愛らしくて、エンディングで踊ってる姿も可愛くていいもの観れたなーという気持ちになれた(笑)。【DVD】
鑑賞日:08月13日 監督:フィリダ・ロイド

トゥ・ザ・ワンダー
これは好き嫌いがはっきり分かれそうな作品。私は好きだったけど。ベン・アフレック見たさに、内容はつまらないだろうと覚悟して鑑賞。台詞が少なくて大きな出来事が起こらないという予想は的中したけど、最初から最後まで全く飽きることなく観れたのが意外だった。とにかく映像が美しくて少しも見逃せないし、「愛」と「神」を重ねて描く視点がすごいと思った。両者の存在は似ている。たしかにその存在を感じた瞬間はあったのに、どうしていつの間にかなくなってしまうのか。現実は必ず答えが見つかることの方が少ないと思う。【映画館】
鑑賞日:08月13日 監督:テレンス・マリック

幸せのレシピ 特別版 [DVD]
安心して観れる心あたたまる作品。あまり細かいことを考えなければ(笑)。ゾーイを通して心を開いていくケイト、ニックとケイトを通して心を開いていくゾーイ。そのあたりの変化がとてもよかった。でもニックのケイトへの思いが唐突だったかな。ラストの伏線の回収が素敵だった。【DVD】
鑑賞日:08月16日 監督:スコット・ヒックス

コールドマウンテン [DVD]
戦争が引き起こす数々の悲惨さ、戦争で表れる人間の愚かさを見せつけられた。エイダとインマンが迎える結末はとても切なくてやるせないけど、希望を感じられる最後だった。それにルビーの力強さ、ルビーによって生きる力をつけたエイダ、未亡人となってひとりで子どもを守ろうとするセーラ。残された女性たちの強さにも感動した。そしてキャストがとても豪華だし、二コールはとても美しい。すごくいい映画だと思う。【DVD】
鑑賞日:08月16日 監督:アンソニー・ミンゲラ

■あなたは私のムコになる [DVD]
どの人物も心理描写が全く足りていないとは思うけど、次々起こるドタバタな出来事がどれもおもしろかった。一番笑ったのは、ヘリの中でのおばあちゃん。【DVD】
鑑賞日:08月17日 監督:アン・フレッチャ

きみに読む物語 スタンダード・エディション [DVD]
年老いた夫が認知症の妻に物語を読み聞かせているという設定、その物語の内容と現実がリンクしてくる構成、それが単なるラブストーリーで終わらせず厚みを生んでいる。逆に言うと、これがひと夏の恋愛とその後の再会と決断だけだったら興ざめしていたと思う。【DVD】
鑑賞日:08月18日 監督:ニック・カサヴェテス

■50歳の恋愛白書 [DVD]
邦題が悪い。どうやったらこんな邦題になるの…。原題「THE PRIVATE LIVES OF PIPPA LEE」のとおり、幸せな半生を送ってきたかに見えるピッパの本当の人生、母親との確執や家出、ドラッグ、不倫、娘との不仲などが明かされていくとともに、再スタートを刻むお話。静かだけど、現実的なこういう映画は好き。特にピッパが「旅に出る」と宣言するシーンがいいと思った。【DVD】
鑑賞日:08月18日 監督:レベッカ・ミラー

■恋に落ちたシェイクスピア コレクターズ・エディション [DVD]
ロミオとジュリエット」が生まれた背景には、シェイクスピアの身分違いの恋愛があったというストーリーと、その恋と舞台の台詞や展開が重なる構成が見事で目が離せない。ラストも好感を持てる。でも、期待しすぎたのかなーそこまで私の琴線に触れなかった。【DVD】
鑑賞日:08月31日 監督:ジョン・マッデン

■(500)日のサマー [DVD]
時系列をバラバラにして、シチュエーションをそろえて恋愛の始めと終わりを対照的に描いている構成がすごくよかった。でもサマーに好感が持てなくてずっとイライラ。でもそれも最後がよかったので帳消し。「奇跡なんてない。運命なんてない。あるのは偶然だけ。」というのがいい。そう考えると心が軽くなる。そして最後に偶然出会った女の子の名前!笑った。【DVD】
鑑賞日:08月31日 監督:マーク・ウェブ

鑑賞メーター
http://video.akahoshitakuya.com/