2013年4月分

先月から映画熱が少し冷め気味。
そんな中、それでも「図書館戦争」は私の中でかなり盛り上がりを見せた。
試写会で観たのだけど、そのときの佐藤監督の舞台挨拶が面白かった。
映画監督って、言葉を選ばすに言うと、見た目からしてマニアックな感じや小難しい感じが出ているイメージだったのだけど、佐藤監督はスマートで紳士的な雰囲気が漂っていて、映画監督ぽくないなと思ったのが第一印象。それから、広島出身なので、広島で「映画監督になりたい」と思っていた頃に、撮りたいと思い描いていたような映画を今回撮れたので、あの頃の自分にこの映画を見せたいと言っていたのがとても印象に残った。
それと、10年前に初めて岡田くんと仕事で一緒になったときのこと。当時は岡田くんがだいぶ尖っていて、ブラックコーヒーを飲みながら角砂糖を食べていたらしい。その様子を見て、そういうコーヒーの飲み方があるんだと思ったという佐藤監督がかわいい(笑)。岡田くんは、今は丸くなってあの頃は変だったって自覚しているらしい。

パンフレット買いに行かなきゃ。映画館になかなか足が向かない。

2013年4月の鑑賞メーター
観たビデオの数:4本
観た鑑賞時間:516分

ドラゴンボールZ 神と神
クスっと笑える下らないギャグや敵キャラなのに憎めない感じが原作の初期ぽく、戦闘シーンはZのような激しさ。ストーリーは軽くて緩い感じで、緊張感やシリアスさは全くなかったけど、DB好きとしては原作キャラ総出で楽しかった。ベジータ好きなのでなおさら。そしてエンディングの演出がすごくよかった。[シネコン]
鑑賞日:04月06日 監督:細田雅弘

図書館戦争
原作ファンで、アニメは受け入れられず途中で見るのをやめた私だけど、映画は期待以上に素敵な作品になっていると感動した。良化法の制定から図書隊の結成に至るまでの歴史はコンパクトにまとめられていて、権利はその上に眠っていればやがて奪われてしまうというメッセージも分かりやすく強く伝わってきた。それぞれのキャラクターの個性も生きていておもしろかったし、戦闘シーンの迫力はなかなかのもの。ただひとつだけ、堂上の心理描写が雑に感じたことだけは残念な点。そこは続編に期待する。[シネコン・試写会]
鑑賞日:04月19日 監督:佐藤信

ハナミズキ スタンダード・エディション [DVD]
無音で流れる映像をひたすら見ているような感覚になった。盛り上がりがないというか、淡々としているというか。それでも途中、別れるところは現実的で胸を打たれたんだけど。そのあと別々に生きる話を見てみたいと思った。[テレビ]
鑑賞日:04月20日 監督:土井裕泰

ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD]
わりと早い段階で退屈してしまったのに、トトが30年ぶりに村に帰ってきてから最後まで不思議と泣きっぱなしだった。退屈だった部分も含めて全てが最後に繋がっていて、この映画でひとつの人生を見させてもらったのだと思った。何かを、誰かを愛することで人生は豊かになるし、時の流れには逆らえないけど良くも悪くも変わらないものはたしかにある。という意味で、映画というものに特別思い入れがない人(私みたいな)でも心に響くものがあった。[シネコン・午前十時の映画祭]
鑑賞日:04月21日 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ