2013年2月分

もっといっぱい観に行っていた気がしたけど5本。
2月のベスト1は「ライフ・オブ・パイ」。本当に映像もストーリーも共に壮大で美しかった。
次点は「ミッドナイト・イン・パリ」。面白かった。いわゆるラブコメも私は意外と好きであるということが分かった。
逆に「ニーチェの馬」のように芸術性が高い(悪く言えばお高くとまっているような?)作品は苦手だということも分かった。そして、この作品や1月に観た「最強のふたり」のように邦題を作るにあたって変にイジるのをやめてほしいと最近思うようになった。ニーチェって入っていたばかりに観にってしまった(策略にのってしまった)のが悔しいのもあるけど。

2013年2月の鑑賞メーター
観たビデオの数:5本
観た鑑賞時間:351分

ミッドナイト・イン・パリ [DVD]
何度も何度もクスクス笑いを堪えながら観た。そのくらいクスッと笑えるネタが多くて。でも私が1920年代の芸術家たちをもっと知っていればもっと楽しめたんだろうなー。そして笑えるだけでなく、最後はきちんとメッセージがあって。分かりやすかった。次々と展開していく早口な会話がすごく好き。[映画館]
鑑賞日:02月02日 監督:ウディ・アレン


桐島、部活やめるってよ
原作未読。高校社会のリアルなスクールカーストと、桐島という中心人物が部活を辞めたことで崩れていく人間関係。それを描く構成と終わり方が新鮮でとてもよかった。神木くんの演技が上手い。[映画館]
鑑賞日:02月08日 監督:吉田大八


ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 [Blu-ray]
見終わった後にいつまでもじっくりと心地よく反芻できる作品。映像がとてもきれいで、特に海と宇宙と生命が一体になるシーンが素晴らしかった。少年パイとトラの漂流が意味するところは、最後に小説家が言った「トラがあなた」ということが全て。生きることの辛さと人間の生命の深さと強さが伝わってきた。[シネコン]
鑑賞日:02月10日 監督:アン・リー


ゼロ・ダーク・サーティ(監督:キャスリン・ビグロー 主演:ジェシカ・チャステインジェイソン・クラーク) [DVD]
長かった。退屈でと言う意味ではなく。10年間にこんなことが起きて繰り広げられてきたのかと、知らないことばかりだった。アメリカの一方的な感じは否めないけど、派手さはあまりなく粛々と終始重い空気の中進んでいく感じと、ラストのマヤの姿とパイロットの台詞があったから終わったあとはそこまで嫌悪感を抱かなかった。[映画館]
鑑賞日:02月16日 監督:キャスリン・ビグロー


ニーチェの馬 [DVD]
今まで観た映画の中で最も退屈で苦痛だったかもしれない。観ている人に苦痛と絶望を味わすことを意図していると思うし、それを味わうことはできたけど本当つまらなかった。ただ、父と娘の生活が独特すぎて、私の中で次々と込み上げてくる疑問と驚きがくだらなくて可笑しくなってきて、私は随分贅沢な暮らしをしてると思えたのがよかったことかな。[映画館]
鑑賞日:02月24日 監督:タル・ベーラ