2013年1月分

鑑賞メーターをつけることにした。
いつまで続くか分からないけどね!←
というのも、本より映画の感想を言葉にするってはるかに難しい。本の感想は言葉を言葉にするものだけど、映画のそれは映像を言葉にするからかな。アナログな日記にはつらつらと書いているけれど、それはアナログな私しか読まない(むしろ私ですら読み返さない)日記だから書きなぐりで国語的に許されない文章で。ネット上に書くならそれなりの文章にしたいし、文字制限内に納めなければいけないしでハードルが高い。その上、読書メーターと比べものにならないくらい鑑賞メーターが過疎っていてモチベーションを維持するのが難しい気がする。


そんなわけでいつまでできるか分からないけれど、ひとまず先月分。
先月は、誰が何と言おうと「アルゴ」。これに尽きる。
まだ若いのにこれだけの作品を作れるなんて。今後が楽しみ。




1月の鑑賞メーター
観たビデオの数:6本
観た鑑賞時間:717分

■チキンとプラム あるバイオリン弾き、最後の夢
死ぬことを決めたヴァイオリニストの最後の8日間。走馬灯のようにこれまでの人生が思い返されている。コメディのようなファンタジーのような、でも切ないラブストーリーのような不思議な話。次々場面が流れていって紙芝居を見ているみたい。でもどうしても私は主人公のバイオリニストを許せなかったので後味は悪い。なぜバイオリンを弾けなくなってしまったのか、なぜもう死にたくなったのか。それは、バイオリンを妻が壊してしまったからではなく…という本当の理由が最後の最後で分かる構成は良かった。[映画館]
鑑賞日:01月04日 監督:マルジャン・サトラピ 、 ヴァンサン・パロノー


■アルゴ
とてもおもしろかった!実際の事件すら知らなかった私でも理解できたし、手に汗握る展開とはまさにこのこと。いかにもアメリカ的なところが嫌いじゃなかった。そして、監督・脚本・主演のベン・アフレック。この人すごい。見た目もとてもかっこよかった。[映画館]
鑑賞日:01月18日 監督:ベン・アフレック


■ザ・タウン Blu-ray & DVD〈エクステンデッド・バージョン〉ブックレット付き(初回限定生産)
「アルゴ」がおもしろかったのでベン・アフレックの作品を観てみることに。生まれや生い立ちといった宿命から人は逃れることができるのか。ということがテーマのようで、すごく重くてしんどかった。でもそういう感じは嫌いじゃない。賛否両論がありそうな結末だけど、私としては救いが全くないのは嫌なのでこれでよいかと。罪には言及しているし。というのは甘いかな。ベン・アフレックがとてもかっこよかった。[DVD]
鑑賞日:01月19日 監督:ベン・アフレック


ティファニーで朝食を [DVD]
ローマの休日」に続き、オードリー2作目。オードリーは少し歳を重ねた様子が伺えるけど、それでもかわいくておしゃれで魅力的。ただ、この作品はそれだけだった。ただのわがままで幼稚な女性としか思えず、全く入っていけなかった。[DVD]
鑑賞日:01月20日 監督:ブレイク・エドワーズ


東京家族
子として共感する部分が多くて、観終わったあと、親孝行しないとなと思った。蒼井優の役と演技がよかった。どんな家族も家族の形はやがて変わっていくけど、変わらないものはどの家族にもある。そんなことを思った。[映画館]
鑑賞日:01月25日 監督:山田洋次


最強のふたり
正反対なふたりが出会うとどうなるのか。観終わったあともドリスとフィリップの笑顔が忘れられない。そのくらいふたりが出会ったことによって生まれた笑顔がすてきだった。健常者、障害者、お金持ち、貧乏人、そういう違いがあってもなくても誰かと出会って交流するときにはゼロからはじまるし、だからこそ新しい世界が広がっていくのだと思った。ドリスがフィリップを車いす専用の車ではなくて、乗用車の助手席に乗せるシーンが特に印象に残った。[映画館]
鑑賞日:01月26日 監督:エリックトレダ