どんなに惨めでも

読メのまとめ以外でダイアリあげるのは今年の2月以来。


10月から11月にかけて去年放送された連ドラ「私が恋愛できない理由」を何回も見ていた。


10月に始まった「結婚しない…」がおもしろかったから、同じスタッフのそれを見てみようと思ったのがきっかけ。吉高がかわいくてかわいくて。吉高が演じているサエの話が好きで好きで。気づけばハマっていた。私は小説もドラマも不倫モノは一切受けつけられないのですが(作り手が女であっても男であっても)、これだけは例外になった。これだけでひとつの話にしてほしいくらい。


そんな感じで、とにかくサエの話に夢中だったけど、私の心に一番残った名ゼリフはマコから。


「どんなに惨めでも美味しいものは美味しいんだなって」
(セリフの細部は少し違うかも)


子どもの頃だって、大人になってからだって、泣きながらごはん食べたこと私は一度となくある。美味しいものに心底救われたことだって何度もある。だからこのセリフ聞いて、分かるーって思ったときには涙が出ていた。
また、フジイの話は心当たりがありすぎて迫り来るものがあるしで、相当見入ってしまった。
そして、ちょうどいろいろな変化が押し寄せてきたこの10月11月に、いつの間にかこのドラマを見て気持ちが少し救われるようになっていて。この時期にこのドラマに出会えてよかったなって思った。


でも、いつまでも引きずっていたくないし逃げ道を作りたくないから、このドラマはHDDから削除することにした。12月を新しい気持ちでスタートする。今まで気づいていなかった自分の性格や大切にしたい価値観に気づかせてもらったことに感謝しつつ。