2012年9月分

少ない時は1か月に1冊か2冊、多い時でも5冊か6冊くらいしか読めない私が今月最高記録を叩きだしたよ。


今月、12冊読んだ。


小説でなければ、こんなにスラスラ読めるんだーっていう驚き。特に中旬は狂ったように自己啓発系の本を読み進めたのだけど、短期間に集中して読み漁ることで今回で言えば世の中で成功しているひとたちの考え方の共通点などが見えてきて非常に面白かった。
そして、読書も仕事も私生活も絶好調ー!って進んでいたはずが、9月の最後でいきなり下り坂。すでに谷底だよ今。でも、久しぶりにご近所物語を読んだり、今までの読メの自分の感想を読んだりして、大切なことはすでに教えてくれてるでないか!と思った。


「アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)」
否定は簡単だけど、肯定は難しい。肯定できるひとは強いひとだと思わされた。


読み返してみようかな。



2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3103ページ
ナイス数:76ナイス

ゴールデンスランバー
恐怖と感動で震えた。利権で動く人間は冷たい。信頼で動く人間は温かい。終盤で、彼を信頼するひとたちが次々と繋がって彼を助けていく姿に涙が止まらなかった。人間の最大の武器は習慣と信頼、彼の逃走において本当にそれが武器になってた。いかにも伊坂さんぽいなと思った。風呂敷は畳みきっていないかもしれないけど、伏線の回収は見事で、私としてはとても温かい気持ちに満たされてすっきり。
読了日:9月30日 著者:伊坂 幸太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22554376

■道をひらく
素晴らしい一冊。感動した。時折実感として理解できず難しく感じたのはきっと私の人生経験がまだ浅いせいだと思う。人間として、ひとりの日本人としていかに謙虚さと素直さが大切であるか教えてもらった。また「お互いに」という言葉を多様されているところに松下さんの人柄が表れていると思った。成功している人は皆、人生と命に限りがあることを常に分かっている人。そのような人の言葉は重みがあり深い。さらには人生において成功とは何かということも考えさせられた。
読了日:9月26日 著者:松下 幸之助
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22458062

■20代の勉強力で人生の伸びしろは決まる
この本で言う勉強力とは気づく力。8つの項目からどういうことに気づいたら成功できるのか、日常生活のなかで実際に気づくためのエッセンスを教えてくれている本。私は社会人になって初めてできた先輩の影響で、自他共に認める口癖が「なるほど」になった。けれど伸びているとは思えないな…とプロローグを読んで思ったので手に取った。特にこれから気をつけたいと思ったのは、褒め力を磨くこと、異性から視点や感性を学ぶこと、熱意を伝えるためにスピードをつけること、雑用を特命と思うこと、15分前行動、割り勘で少しだけ損をすること。
読了日:9月23日 著者:千田 琢哉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22384627

■「なぜかお金が貯まる人」がやっていること
お金が貯まる人は自己管理ができている人。その自己管理の具体例が分かりやすかった。自己管理できること自体が良いことなので、それで結果的にお金が貯まればよいかなくらいに思って実践したい。とりあえず部屋を片づけて要らないものは処分する気になった。また、買い物をするときに本当にこれが必要かと問いかけること、夜更かししないこと、運動することは心がけたい。
読了日:9月22日 著者:田口 智隆
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22367932

■稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?
お金にまつわる本を初めて読んだということもあり、お金に対する意識はどれも新鮮だった。「いってらっしゃい」は心がけようと思う。また、最近自分がお金に振り回されていると自覚していたので「これだけしかない」ではなくて「これだけある」と思うように意識しようと思った。ただ、女性と男性ではお金をかけなければならないものが違うので納得できないことも少なくなかったけど、それは仕方ないことかな。とりあえずこの本をきっかけに、長い間悩んでいた財布の買い替えに踏ん切りがついた。
読了日:9月18日 著者:亀田 潤一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22360146

■人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。
本が好きで、読書が生活の一部となっているならせっかくだから「本を読むこと」について考えてみたいと思って手に取った。少し強引な結論もあったけど、読書がもたらす効果や生み出す価値、より楽しめる読み方、買い方など、学べることがたくさんあった。特に、20代のうちに30代や40代向けの本を読んで人生の予習をすること、出版社が命がけで考えているタイトルを自分でも考えてみて当事者意識を養うこと、納得させてもらいますと感謝しながら読むことなどは今まで自分の中になかった読み方で、これからますます読書が楽しくなりそう。
読了日:9月16日 著者:千田 琢哉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22179892

脳科学からみた「祈り」
祈りと脳科学の関係性から、幸福感を考察している本。祈りにも良い祈りと悪い祈りがあること、利他の行動が幸福感をもたらすことが分かりやすく説明されていて理解できた。自己肯定感、自己評価が高いことが幸福感につながっていて、利他の行動でそれを人に誉められなくても自分の脳で高めていけることなど。それにしても日本人のそれが低く、自殺率が高いことが本当に悲しい。
読了日:9月13日 著者:中野 信子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22179455

■本当に頭がよくなる1分間勉強法
この本に書かれていることに誇張は多々あるとしても、嘘や間違いはないのだと思う。けれど、最後の章で「すでにあなたが理解できるものの場合、時間短縮が可能」自分の頭のよさ以上のものは時間を短縮したとしても理解できないと言われれば、騙された気にもなる。今までの説明は何だったんだとも言いたくなる。ただ、繰り返すことで記憶が定着すること、色彩の効果は知れてよかったかな。逆に言うと、やってみようと思えたのはそれだけだけど。これをきっかけにフォトリーディングというものに興味がわいた。
読了日:9月12日 著者:石井 貴士
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22083465

■たった1分で人生が変わる 片づけの習慣
片づけを「習慣化」させることに焦点を当てた本。片づけ前と片づけ中に心が折れる私は、時間を定めて1日1ヶ所を15分以内に片づけることから始めようと思う。そのときのポイントは、出す、分ける、捨てる、戻す。使えるか使えないかじゃないくて、使うか使わないか。それと、21日間続けることで習慣化するというのは片づけ以外にも生かせそう。
読了日:9月10日 著者:小松 易
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22031561

■1分間の日記で夢は必ずかなう!~成功と幸せを引き寄せる!「感性」を刺激する習慣~
せっかく日記を書いているのでより良い日記になればと思って手に取った。前半は日記の書き方、後半は成功と幸せについて、感性と理性について。年を重ねるにつれていつの間にか感性が鈍くなって理性で生きてきたんだと感じた。自分を許せないから他人を許せない。日記を書くことで、ありのままの自分を認め、他人を受け入れることができる人になりたい。
読了日:9月9日 著者:今村暁
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22004284

■陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)
あまりにも伏線が多く、それらがもれなく回収されていて(そこが好きなんだけど)、展開が少し強引に感じた。でも4人のキャラと言葉遊びのようなリズムのよい会話、前作と変わらず楽しかった。前作では意識しなかったけど、久遠がかわいく思えた。久遠を助けるためにニュージーランドから羊が大群になってやってくる光景を想像しながら、久遠はニュージーランドでどう過ごしているのか思い巡らせてしまったくらい。ここは声を出して笑ってしまった。いずれにしても、あのひとたちどうしてるかなとついつい考えてしまうくらい素敵なひとたちです。
読了日:9月7日 著者:伊坂 幸太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21952437

■フィッシュストーリー (新潮文庫)
めずらしく繋がりがない4作だったけどどれも違ってどれもよかった。その中でも「フィッシュストーリー」が特に好き。売れないバンドの想いが生んだ無音が世界を救ったなんて!夢がある!それから「ポテチ」もお気に入り。人の優しさやあたたかさに溢れていた。作品を越えて人の繋がりを描いていることからすると、「フィッシュストーリー」が伊坂さんのポリシーの象徴的な作品なのかなと思った。。
読了日:9月3日 著者:伊坂 幸太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21830004