2012年8月分

予想外に、旅行中に全く本を読まなかったので大して読み進められず。小説2冊まんが3冊に終わった。自ら命を絶つニュースがあとを絶たない今だからこそ、「終末のフール」はより心に響いて考えさせられた。

2012年8月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1493ページ
ナイス数:18ナイス


■終末のフール (集英社文庫)
3年後に地球に小惑星が衝突し人類が滅亡するという救いようのない設定。その世界でそれぞれ思いを抱えながら生きなければならない人たちの姿が暖かく、美しかった。「生きるのは権利じゃなくて、義務だ」。理屈なんてないこの無茶苦茶な言葉がすごく心に響いた。悲しいことや辛いことがあっても、何があっても生きないと。って当たり前のことを改めて思ったり。特に「太陽のシール」と「深海のポール」が好きだった。後々、前の話の後日談が伺えるあたりがなんとも伊坂さんらしくて、たまらなかった!
読了日:08月30日 著者:伊坂 幸太郎

僕等がいた 16 (フラワーコミックス)
迷って止まって転んで遠回りしてきたけど、矢野と七美が一緒にまた立ちあがって進むことができてよかった。丁寧に時の流れが描かれていてすてきなお話だった。感動した。
読了日:08月24日 著者:小畑 友紀

青空エール 9 (マーガレットコミックス)
8巻と9巻。相変わらず眩しいっ。誰かを励まそうとする気持ちはみんなに広がってゆくんだね。
読了日:08月19日 著者:河原 和音

君に届け 16 (マーガレットコミックス)
14巻から16巻一気読み。あやねが語る自分の気持ち。自分と重ねあわせてしまって涙腺崩壊した。爽子が、風早くんの気持ちを間違えたと勘違いしたところは切なかった。展開は遅いけど、それぞれの気持ちが丁寧に描かれてるから好き。
読了日:08月19日 著者:椎名 軽穂

■砂漠 (新潮文庫)
「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」、まさにここに出てくる5人の大学生の関係を表してると思う。西嶋かっこよかったな。西嶋なら、本当に砂漠に雪を降らせることができそうと思わせてくれる。楽しかった。
読了日:08月17日 著者:伊坂 幸太郎


読書メーター
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