2012年7月分

7月1冊しか読めなかったよ…。いろいろなことがあったから。まだ(辛うじて)先月のことなのに、すごく前のことに思える。間で別の本も読んでますが、まだまだ伊坂作品を読み進めています。執筆順にひとりの作家の作品をひたすら読んでゆくということを初めてやっているのだけど、中々良い。特徴もつかめてくるし、ある作品を境に趣向が変わっていったり、戻ったり、それでもずっと変わらないものがあったりというのがわりと分かりやすくなると思う。ただ、そこまでハマれる作家さんを見つけるのが難しいところかなー。先々月の時点で伊坂作品の中で、「アヒルと鴨のコインロッカー」が一番好きだったけど、先月のこの作品がトップタイとなりました。


2012年7月の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:384ページ
ナイス数:15ナイス

■魔王 (講談社文庫)
こんなすっきりしない終わり方は嫌いじゃない。読み始めて安藤兄の理屈ぽいさを自分と重ねたり、長子だから下の兄弟への感情にも共感。でも散りばめているたくさんの問題提起をどこまで拾えているか、どこまで考えられているかと言えばほとんど出来てないと思う。世界の問題よりも、自国の政治問題よりも、目の前にある自分の生活の問題を大事にしてしまうというのが一番グサっときたけれど。「砂漠」を読み始めているけど、魔王から少し伊坂さんの趣向が変わってきたのかなという気がする。あと、出た作品順に読んだ方が何倍も楽しいと確信した。
読了日:07月26日 著者:伊坂 幸太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20881529


▼2012年7月の読書メーターまとめ詳細
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